2020年5月25日月曜日

殺菌用アルコールを手作り

以前殺菌水手作りで次亜塩素酸水を作りました。

この次亜塩素酸水だけでも十分殺菌ができますが

外での殺菌対策ができるようにアルコールを考えました。

現在殺菌用アルコールを探しても見つけれません。

それならと殺菌用アルコールを作ることにしました。

アルコールを作るといっても発酵させて作るわけではありません。

手に入り易いウイスキーを蒸留して作ることにしました。

ウイスキーだとアルコール度数が35度とか37度あります。

もっと度数が高いのもあるようですが価格が高くなりますので

37度で安いウイスキーを探しました。

35度のホワイトリカーでもいいです。

ウイスキーがアマゾンで4ℓ3,006円で売っていましたので注文しました。



さて37度のでは殺菌に期待できませんので蒸留してアルコール度数を上げます。

蒸留設備(設備というほどではないです)の材料は

ねじ式のフタのコーヒー缶、シリコンチューブ、回収瓶、シリコンシーラントです。

シリコンチューブの耐熱温度は140℃まであるのでこちらがいいようです。

他の材質だと蒸留中熱で柔らかくなり不適です。

それとこのまま蒸留すると酒税法に引っ掛かるようなので

飲料不可となるものを入れます。

イソプロピルアルコール(IPA)とか香水とかがいいようです。

香水は持っていないな。

IPAは何故か持っているんです。

相当前に買ったので何用に買ったかは忘れています。

ガソリンタンクの水抜き剤はIPAが主成分なのでこちらでもいいようです。


どの様にウイスキーを加熱するか?

最初は電気ポットでやりましたが時間がかかりすぎました。



次に考えたのは鍋に水を入れガスで加熱です。(湯煎)



こちらの方が温度調整もし易かったです。

ガスの他にIH調理器も使えます。

火を使わないのでこちらの方がもっと安全かもしれません。

蒸留終了の目安はどうするか?

蒸留物の量で終了を決めます。

その方法はウイスキーの量×37%(ウイスキーの度数)で計算できます。

ウイスキー300㎖×37%なら111㎖蒸留物ができれば蒸留完了です。

実際は蒸気で漏れるのもあるので100㎖できれば蒸留終了としてもいいです。


黄矢印が缶コーヒーにウイスキーを入れています。


矢印部分:缶蓋に穴を開けチューブを通したところから蒸気が漏れないように

シリコンシーラントをたっぷり塗っています。

赤矢印部分は桶に水を入れシリコンチューブが浮き上がらないよう

皿で重しをしています。

青色矢印部分で濃度の高いアルコールを回収しています。


回収瓶の矢印部分が目安の100㎖です。

蒸留したものですがウイスキーの色は出ていません。

湯煎の時に火力を上げすぎると缶内のウイスキーが沸騰して

色の付いたのが出てきますので注意が必要です。


ウイスキーを蒸留した残りカスです。

できたアルコールの濃度を調べることにしました。

アルコール200㎖の重さを計りました。

174.4gでした。

比重は174.4÷200=0.872

これは液温が5度くらい(冷蔵庫に入れていたから)なので

正式の比重(液温15℃)となると体積が膨張するので比重はもう少し低くなります。

こちらの表からアルコール濃度を調べました。

77%くらいのアルコールようです。(あっているかな?)

測ったアルコールの温度は低いのでもう少し濃度は高いはずです。

これで殺菌能力のあるアルコールが作れたと思っています。

4,000㎖×37%≒1,500㎖が3,000円でできるので

500㎖が1,000円ということになります。



向かって左からウイスキー4ℓのペットボトルまだ使い切っていません。

中央は蒸留したアルコール保存容器でエタノール濃度は70%はあるでしょう。

右端はエタノール噴霧用容器です。

霧状に出るので丁度いいです。

この他にタイで買った持ち運びできるサイズの容器もあります。

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