2018年4月11日水曜日

胆嚢炎備忘録

在タイ中の2018年2月13日午前0時過ぎにお腹が痛くなった。
後で分かったのだが胆嚢に石ができたようだ。
病院の通訳の人は胆嚢炎と言っていた。
オイラの覚えとしてこの日から入院手術  、退院そしてその後までの状況を書いておくことにした。

2月13日(タイ)
午前0時過ぎ位からお腹が痛くなった。
痛みが治まらないので午前3時過ぎサミティベート病院へ行き痛み止め注射をしてもらい痛みは治まった。
医師の触診で右あばら骨下に痛みがあるようなので、血液検査とエコー検査実施し胆嚢炎と診断された。
この時キチンと診察してくれた医師に感謝です。
痛みが治まったのでそれでOKとして帰されていたら
胆嚢炎(胆石)の発見が遅れたかもです。
先生に直ぐ手術と言われたが断り部屋に戻る。

この病院の手術料金が高いのを知っているので日本ですることにした。
手術費(保険無し)20万バーツ(60万円強)と言われたが
たぶんこれに部屋代、食事代、検査代とかが付いてきて物凄い金額になるだろう。
心臓バイパス手術の時は日本に帰る体力がなかったのでタイで手術をしたが
今回は余裕があるようなので急遽日本に戻ることにした。

医師の助言を断ったという書類にサインをさせられた。
治療費13000バーツ程
アパートに戻り既に買ってあった4月帰国の飛行機をキャンセルして2月帰国に変更した。
まだ使っていなかったので、行きも帰りも変更したが手数料3500バーツですんだ。
ただ一番安いのは無かったので追加金料金が発生した。

2月13日の朝食から食事には注意しました。
朝食はバナナ2本、昼食はうどん、夕食は居酒屋たまごで湯豆腐や雑炊でした。
油ぽいものは食べませんでした。

2月16日(タイ)
2月15日に部屋の引っ越しをしました。
なんでこのタイミングで?
実は引っ越す前の部屋のとなりにマンションが建つのですがその基礎工事の音が相当うるさかったからです。
それで工事音が聞こえない反対側の部屋に引っ越すことにしたからです。
引っ越し先の部屋の掃除等でこの日になってしまいました。
「居酒屋たまご」の女性スタッフ4名も来てくれてあっという間に引っ越し完了しました。
この引っ越しでバタバタしたのが原因か分からないが、16日の午前1時位からまたお腹が痛くなった。
サミティベート病院へ行き痛み止め注射をしてもらい痛みは治まった。
治療費5000バーツ程、胃の薬と痛め止めの薬含む。

この日の21時頃にスワンナプーム空港に行きました。

2月17日(日本)
帰国
小島内科クリニックで検査した。
血液検査と胆嚢付近のエコー検査を実施
エコーでは胆嚢内に若干石が見えるようだ。
血液検査の結果はCRP定量/LA値が4.77と高い(0.00~0.30)が他は正常範囲だった。
岐阜総合医療センターの消化器内科を21日で予約してもらった。
紹介状に4月20日にタイに戻ることを書いて下さったようだ。
医療センターで問診を受けたとき早く手術ができるよう
バンバン検査をしていきますと言われた。

2月21日(日本)
岐阜総合医療センター消化器内科の岩田圭介先生に看てもらう。
ここから担当の科が外科の杉本先生に代わりました。
ここから手術に向けての検査開始が開始しました。
血液検査、エコー(胆嚢と首の血管、心臓血管)、レントゲン(胸部、腹部)、心電図
朝の10時から15時位までかかりました。
次回の予約は2月27日と3月7日、3月14日となってました。

2月27日(日本)
8時半から検査です。
前日の18時から絶食中
腹部のエコー、CT、そして胃カメラ何で胃カメラがあるのか分かりませんでしたがあとで十二指腸付近に胆管出口の部分(乳頭部)も確認するための胃カメラ検査だったと思います。
かかりつけのクリニックで胃カメラした時は、鎮静剤を注射してもらって知らないうちに終わってつらくなかったが、この病院は注射無しとても辛かったです。
この検査の予約の時に大腸検査はどうしますかと聞かれたが、この検査に対して心の準備ができていないので無しにしてもらった。
絶食そして浣腸がある検査は気が乗りません。
本当はやった方がいいのですが。

8時半の一番で受付したのにエコーで呼ばれたのは9時
それもオイラがどうなっているか聞いてから呼ばれた。
絶対何かがあったな。
続いてCTでした。
こちらはそれ程待つこともなく呼ばれました。
続いて胃カメラ、これも待ち時間はそれほどなかったのだが
前に書いたようにつらかったです。
これで当日の検査は終わりです。

3月5日(日本)
病院より電話連絡がありました。
手術の日が決まったとの連絡でした。
13日入院、14日手術、その後たぶん4日間程入院で18日退院の予定です。
最初の問診の時に普通手術は3ヶ月待ちと言われていた。
そして手術に向けて心臓の薬(バイアスピリン)は7日から中止です。
この薬は血をサラサラにする薬なので血が止まりにくくなります。
手術なので当然出血します。
止血しやすくなるよう薬をやめることになっています。
大体2週間程この薬を飲みませんでしたが異常はありませんでした。

3月7日(日本)
11時半からの予約なので自転車で病院に行った。
たらたら漕いで20分程で着きました。
手術についての話と最後の検査MRIでした。
仰向けに寝てバンザイポーズ20分程でした。
両肩の調子が悪いオイラの肩は固まってしまいました。

病院終了後市役所に行き高額医療費の申請してきました。
必要なものは国民健康保険、印鑑、身分証明になるもの、そして金融機関名と口座番号も必要です。
1ヶ月である限度を超えると国民健康保険から補充されるのですが
先に手続きをしていくと病院での支払いが限度額だけで済みます。
後からだと市役所に申請してからお金が戻ってきます。
オイラの場合は6万円弱です。
これは入院の場合で更に通院で21000円以上使ったら全額戻ってきます。
2万円使ったら戻らないのですが21000円支払うと21000円戻ります。
あとこれは他の病院と合算できるようです。
取り消し部分違うようなので後日アップします。

3月12日(日本)
本当は13日の入院の日に手術についての話があるのですが
先生の都合により12日に変更
内容はどのような手術でリスク(合併症)とかの話でした。
胆嚢の役目はネットで調べればわかるので書きません。
胆嚢は肝臓にペタっと引っ付いているそうです。
胆嚢炎等で炎症が何度か起きたりすると、肝臓と癒着して取り除きにくくなるようです。
癒着がひどいと腹腔鏡下手術での胆嚢摘出が難しくなり開腹手術でしかできなくなるらしい。
胆嚢に石があるだけでは通常手術はしないそうです。
症状があれば手術ができるらしい。
オイラ場合は2月13日と16日に症状があったので手術ができるそうです。
手術説明用の図等
胆嚢の場所と胆管の位置
癒着が無ければ左の方法
癒着が酷く腹腔鏡手術が無理なら左の開腹手術になる

オイラの場合は胆嚢内に胆石があるようです。
オイラの場合2度目の内視鏡手術でチューブが入れられました。

3月13日(日本)
午前中に入院
手術に向けてへその掃除とお腹付近の毛を剃ってもらいました。
「へそ綺麗ですね」と言われた。
手術すると暫くはシャワー等できませんのでこの日シャワーを浴びました。
夕食は食べれました。

3月14日(日本)
朝食はもちろん無しです。
13時に手術室に入った。
45分くらいで麻酔の準備等、その後手術だったらしい。
ベッドに寝て麻酔かけられ目が覚めたのは16時前でした。
麻酔は徐々に効いてきた感じ、そして目覚めも徐々に覚めた感じでした。
タイでの全身麻酔は一瞬で麻酔がかかり急に目覚めた感じだった。
自動呼吸器は付けなかったのか、それとも既に外されたのか分からないが気が付いた時には何も付いていなかった。

3月15日(日本)
お昼から食事がとれました。
食事前にお腹痛くなりました。
痛み止め飲んで収まりました。
実はこの痛みが後の問題となりました。
歩行運動開始、フロアーを一周だけ。
歩くと若干お腹に響きますがそれ程問題はありませんでした。

3月16日(日本)
朝食を食べ終わった時に先生と話をしていたらお腹が痛くなりました。
今までの中で一番痛かった。
痛み止めの注射でおさまりました。
先生は昼すぎにCT検査を予約しました。
検査結果は胆嚢を切除した時に胆嚢にあった胆石が胆管に落ちそれが十二指腸の入り口に詰まり管圧が上がり痛くなったらしい。
その日の内に2回目の手術です。
手術前に説明を受けそして手術です。
胆石の取り除きと乳頭といって十二指腸に入る所を切開して少し穴を広げます。
こうすると、もしまた胆石が落ちてきても詰まりにくくなるらしい。
今回は口からカメラや機器を入れての手術です。
手術台にうつ伏せに寝て手術です。
鎮静剤が入ったので苦痛はありませんでした。
ただ手術後鼻から胆管の奥までチューブが入っていて20日にチューブを抜いてもらうまで辛かった。
手術後部屋に戻りベッドで3時間安静でした。
多少動かしてもいいのですが腰が痛くなりました。
退院してこのことについて考えていて、3時間安静というのは鎮静剤で影響で歩いてフラフラして転倒するのを防止するのではと思いました。


3月17日(日本)
この日は絶食中だったと思う。
水もダメで、口内をゆすぐ程度。
点滴で水分補給していた。

3月18日(日本)
お昼から食事です。
鼻からチューブが入っているのでたべつらい。
そしゃくすると鼻のチューブが動き鼻が痛い。
鼻水も出ます。
鼻に紙を詰め込んで食事です。



3月19日(日本)
昼前に検査
内視鏡使って口からの検査です。
胆嚢管に残っていた石がまた胆管に落ちていました。
そのまま胆石の摘出手術に以降しました。
今回も鎮静剤を使ったので辛くはありませんでした。
手術後3時間安静。
今度は鼻のチューブが無いので楽です。

午後になってから体重検査がありました。
入院前は69.6Kgでその日は66.1Kg、8日間でで3.8Kg減っていました。
病院食はダイエット。

3月20日(日本)
最初の手術(腹腔鏡下手術)の絆創膏が外されました。
夕方に先生から説明がありました。
16日の朝痛くなった理由は胆嚢管にあった石が胆管に落ちて十二指腸の入り口に詰まり胆管圧が上がり痛くなった。
そして19日の最終チェック写真を見せてもらいました。
3ミリくらいの黒いのが2個写っていました。
この時はチューブが入っていてここから圧力が抜けていたので痛くならなかった。
胆嚢管にまだ石が残っているかは不明。
造影剤を圧力をかけて入れチェックすれば分かるがリスクを考えるとやる意味がない。
例え石が落ちてきても乳頭部分を切って広げてあるので胆管の出口に石が詰まらず痛くなる可能性は少なくなるらしい。
もし胆嚢管に石があっても胆汁が流れて来ないので成長もしないらしい。

3月21日(日本)
先生より22日に血液検査をして異常がなかったら当日退院できるといわれました。
この日に点滴針を外され気兼ねなく動き回れました。
点滴針が付いているとどこかに引っ掛けないか心配で動きが遅いです。

3月22日(日本)
7時頃に採血がありました。
9時半頃に先生が来て異常無かったので退院OKといわれました。

12時に昼食後会計の準備ができたので1階に行って清算してまたナースステイションに戻り腕に巻かれていたバンドを切ってもらい退院です。
祝退院

高額医療費の申請をしていたので支払ったのは保険対象外の寝間着と食事代を入れて6万円強でした。
後で詳細(点数表)を見て今回の入院で掛かった費用は3割負担で30万円程でした。
保険無しだと100万円ですね。
胆嚢の腹腔鏡下手術だけなら16万円と言われていたのですが、今回その手術後石が落ちて内視鏡手術を2回した分14万円程余分についたのだと思います。

4月5日(日本)
退院後最終検査のため病院に行きました。
手術後以上なくそして摘出した胆嚢の生体検査も異常が無かったので終診となりました。
ขอ แสดง ความ ยินดี หาย แล้ว
コー サデン クワム インディー ハーイ レーオ
「完治おめでとう」と言いたいんだけどこの表現あっているかな?

今回お世話になった岐阜総合医療センターです。
今回だけでなく前回もお世話になりました。

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